ドイツ　国家水素戦略を承認

　ドイツ連邦内閣は、国家水素戦略を承認し、国家戦略を一貫して発展させるために、国家水素会議が設立され、会議の委員が任命された。水素は、鉄鋼や化学などのドイツの基幹産業だけでなく、交通部門の脱炭素化にも重要である。同時に、水素技術は、ドイツにおける輸出で中心的なビジネス分野に発展する可能性が指摘されている。アルトマイヤー連邦経済エネルギー大臣は、「水素戦略により、ドイツが水素技術で世界一になるための道筋が示された。水素はエネルギー転換を成功させるための重要な原料であり、未来のエネルギー源として、ドイツだけでなく世界中の気候目標の達成に重要な貢献をする。ドイツは、20年前に再生可能エネルギーを推進してきたように、この分野で先駆的な役割を果たすことになる」と述べた。【ドイツ連邦経済エネルギー省】