一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

ドイツ土壌保全学術諮問委員会 報告書「土壌の欠如」を提出

水・土壌環境 地下水/土壌汚染】 【掲載日】2002.12.19 【情報源】ドイツ/2002.12.02 発表

 8人の学識者からなる「土壌保全学術諮問委員会(WBB)」は、12月2日、報告書「土壌の欠如」を連邦環境省に提出した。現在、多くの人が「土壌の色は黒味がかったもの。死んだような色」と考えているが、本来の土壌はこのようなものではない。WBBは、分かりやすい内容、多くの図柄を用いて、生き生きしていた、価値の高い土壌について、57ページに渡って描写し、土壌を保全するための手法について示した。この報告書は、ドイツ連邦環境基金によって助成されており、無料で入手することが出来る。
 学識者は、「土壌は価値の高いものである。我々は、土壌の上で生活し、食物を育てている。土壌は、水を浄化し、動物、植物、微生物の生活空間である。にもかかわらず、我々は、有害物質、薬剤、多くの肥料によって、土壌に負担をかけている。また、ドイツ国内では、1日あたり、サッカー競技場170個分の土地が、居住地や道路建設によって、消滅している。土壌に注意を払ってみよう。土地所有者、農民、自然保護者、教育者……それぞれが、土壌保全のために出来ることがある」と呼びかけている。
 WBBの事務局は、連邦環境庁内に設置されている。【ドイツ連邦環境省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク