一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ環境保護庁、パーフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物行動計画を推進
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2020.01.17 【情報源】アメリカ/2020.01.07 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、「パーフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物(PFAS)行動計画」の進捗を報告した。2019年12月に、1)PFASの一種であるパーフルオロオクタン酸(PFOA)及びパーフルオロオクタンスルホン酸塩(PFOS)による地下水汚染への対応ガイダンス文書を発行した。2)PFASを有害化学物質排出目録(TRI)に加えることを検討する規則制定案告示(ANPRM)を行った。3)PFOA及びPFOSの最大許容濃度(MCL)に関する規制案を行政管理予算局に提出した。4)飲料水中のPFASを検出する新手法を公表し、信頼性の高い方法で検出できるPFAS物質数は29物質になった。2018年5月にEPAは、2日間にわたってPFASに関する全国主要関係者会議を開催し、そこで特定された喫緊の課題に対処するため2019年2月にこのPFAS行動計画を公表した。これは、マルチメディア、マルチプログラム、調査研究、リスクコミュニケーションなど多面的な方法を用いて懸念物質に対処する最も総合的な省庁横断型計画だという。【アメリカ環境保護庁】