一般財団法人環境イノベーション情報機構
EU、車両の燃費改善のためタイヤ・ラベリング新制度に合意
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2019.12.03 【情報源】EU/2019.11.14 発表
欧州委員会、欧州議会、EU理事会は、2019年11月13日、欧州におけるタイヤのラベリングに関する新規則案に合意した。これにより消費者が転がり抵抗の少ないタイヤを選択しやすくなり、欧州で毎年車両400万台分のエネルギーが削減されるという。ラベルは従来より目につきやすくなり、執行と市場監視が改善され、記載情報が最適化される。デザインはEUエネルギー・ラベルと揃えられるが、ラベルのサイズと消費者に馴染みのある図記号は維持される。2014〜2017年に道路輸送におけるエネルギー消費は5.6%増加し、輸送部門からの温室効果ガス排出も増加した。タイヤの転がり抵抗は車両の燃費の20〜30%を占めている。欧州委員会は、クリーン・モビリティ・パッケージの一部として、2018年5月17日にこのタイヤのラベリングに関する新規則を提案した。今後、欧州議会及びEU理事会が正式に承認すれば新規則は2021年5月1日から適用される予定。【欧州委員会】