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環境ニュース[海外]

EPA アメリカ・メキシコ国境の大気質戦略を公表

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2002.12.12 【情報源】アメリカ/2002.11.26 発表

 EPAのホイットマン長官は11月26日、メキシコ・シティーで開催されたアメリカとメキシコとの二国間委員会の年次会合において、越境大気汚染に対処するための協力を強化する、両国の新たな大気質戦略を公表した。
 この戦略は、経済成長を促進する一方で、連邦と地方の政府が、公衆の健康の保護に向け協力して取り組むことにより、国境付近の大気質を改善すべく協力することをねらいとするものである。
 人口の増加および産業の成長により、アメリカ・メキシコ国境付近の都市および地方の大気質に悪影響が生じている。これまでも国境の大気質の保護に関する相当程度の取組みが実施されてきたが、両国政府は、残された重要な環境問題に引き続き取り組んでいく予定である。戦略では、国境地帯の越境汚染は両国の協力によって削減することができるとして、国境を越えた適切なパイロット事業を策定することが求められている。
 このため、アメリカ政府は、EPAの主導により、メキシコ政府と協力しつつ、適当なパイロット事業を選定する予定である。この際、州や地方自治体、産業団体などの利害関係者との協議も行われる。事業案に関する報告書は2003年4月1日までに作成される。これらの事業は、国境付近における大気質の改善に向けた新たな戦略を策定する際の基礎にもなる。【EPA】

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