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環境ニュース[海外]

脱硫燃料優遇にゴーサイン

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2001.04.12 【情報源】ドイツ/2001.03.13 発表

 EUの経済大臣・財務大臣会合(Rat der europaeischen Wirtschafts- und Finanzminister)が、脱硫ガソリンと脱硫ディーゼルにゴーサインをだしたことを受け、脱硫燃料の促進に障害がなくなった。これは、税制上の優遇措置によって、脱硫燃料を普及させようとするドイツ政府の政策を支持するもの。
 ドイツは、2001年11月1日から、硫黄含有濃度が50ppm未満のガソリンとディーゼルに対して、1リットルあたり3ペニヒ(1.5円)の税制上の優遇措置をとる。また、2003年1月からは、硫黄含有濃度の最大値を、10ppmに引き下げて、同様の措置をとる。
 脱硫燃料は、クリーンかつ経済的な新しいエンジンづくりを促すものとして、以下の理由で、積極的な導入を期待されている。
 ガソリンエンジンは、ディーゼルエンジンにくらべて、経済性の点で劣り、かつ、温室効果ガスの排出量も多い。しかし、脱硫ガソリンを利用して、直接燃料噴射式エンジンを導入すれば、これらの欠点を改善することができる。
 一方、ディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンよりも多くの煤塵を排出する。しかし、脱硫ディーゼルを用いて、煤塵用フィルターを取りつければ、ガソリンエンジン並みのクリーンさを実現できる。【ドイツ連邦環境省】

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