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環境ニュース[海外]

EPA 大気有毒物質基準に新たに10基準を追加へ

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2002.12.10 【情報源】アメリカ/2002.11.22 発表

 EPAのホイットマン長官は11月22日、産業部門からの排出を削減するため、大気浄化法に基づく大気有毒物質基準に、新たに10基準を追加する案を連邦官報に掲載することを承認した。
 大気有毒物質(air toxics)は、有害大気汚染物質(hazardous air pollutants)としても知られており、ガンなど人の健康に対し深刻な影響を及ぼし、または及ぼすおそれのあるものとして知られる。1990年、議会はEPAに対し、100種を超える産業から排出される188種類の大気有毒物質を規制するよう要求した。
 今回提案されている基準は、自動車・軽量トラックの表面コーティング、燃焼型タービン、鉄鋼鋳造場、石灰製造など。このうち、5つに関しては、新たな基準を実施するに当たって、既に大気浄化法における基準を達成している施設に対し、事業者にかかる費用を削減させるオプションについてパブリック・コメントを募集している。
 またこの日、EPAは一般固形廃棄物の埋立地における大気有毒物質に関し、最終規則を連邦官報に掲載することを承認した。この規則は、報告義務の一部を変更し、またバイオリアクター型埋立地に対し、従来型の埋立地よりも早めに排出を規制するよう義務づけるものである。【EPA】

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