欧州環境庁、持続可能な社会への移行に必要な政策を分析
欧州環境庁(EEA)は、報告書「持続可能な社会への移行:政策と実際」を公表した。EEAは報告書の中で、持続可能な社会を実現するには生産と消費のシステムを抜本的に変える必要があるとして、このための政策を分析している。特に食料、エネルギー、交通システムに焦点を当て、社会慣行やビジネスモデル、技術に関するイノベーションを促進することが重要だと説明する。また、政策分野を横断しかつ国家や地方、自治体をまたいだ一貫性のある取組を行って市民や企業等の力を活用する必要性も指摘した。EEAは、政策メッセージとして以下のような10項目をまとめている。1)イノベーションの試行を促す、2)イノベーションの普及を推進する、3)社会の構造変化に対する支援を行う、4)都市の役割を活用し強化する、5)金融フローを再構築する、6)変革への方向性を明確にする、7)分野横断的で一貫した政策へと調整を図る、8)EUや国家、地方、自治体の取組に一貫性をもたせる、9)リスクや不測の結果を把握し対応する、10)知識やスキルの向上を図る。【欧州環境庁】
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