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環境ニュース[海外]

科学諮問委員会 Bt作物再評価報告書を完成

健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2001.04.12 【情報源】アメリカ/2001.03.15 発表

 現在、EPAは、バチルス・チュウリンゲンシス菌(Bacillus thuringiensis ;Bt菌)の遺伝子を組み込んだトウモロコシ、綿、ジャガイモに関する予備的、包括的な再評価を進めているが、この度、EPAが召集した科学諮問委員会(Scientific Advisory Panel:ASP)による研究報告が完了した。
 SPAは、この遺伝子組替作物の再評価に当たって、最新の科学的知見を活用し、人の健康と環境に関する最も厳しい基準に適合するようにとアドバイスしていた。
 これらの作物は、害虫駆除機能を有したBt菌遺伝子を組み込んだもので、植物合成保護剤(plant incorporated protectants)とも呼ばれており、EPAは「農薬」として規制管理している。Bt作物のトウモロコシ、綿に関する登録は、2001年9月に失効する予定だが、これは、EPAが、人体や環境への安全性を定期的に再評価するため、こうした植物合成保護剤の登録について時限制度を取り入れているためである。
 今後、EPAは、保有データ、SPA報告などを考慮しつつ、既存のBt登録製品の再評価を行っていく。その後、Bt作物の登録に関する提案も含め、再評価の修正版を公表し、パブリックコメントを募集する予定である。
 SPAの報告書は http://www.epa.gov/scipoly/sap/ で入手可能【EPA】

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