ドイツ　今年末までに「環境政策におけるデジタルアジェンダ」を策定へ

　ドイツ連邦環境省のシュルツェ大臣は、ベルリンで開催されたデジタル社会に関する会議「re:publica」において、「環境政策におけるデジタルアジェンダ」の重点を公表した。ここでは、今後のデジタル化の展望について10の論点がまとめられている。連邦環境省は、今年末までに、開発者や利用者との対話を通じ、「環境政策におけるデジタルアジェンダ」を策定するとしている。シュルツェ大臣は、「我々が、デジタル化を今の状態で進めていくのであれば、地球上の生態的及び社会的危機は加速する」と指摘し、「この傾向を変え、デジタル化には規制が必要であり、これが、福祉、平等、環境の推進力となりうる」と訴えた。さらに、「持続可能なデジタル化は、全てにとって重要であり、2020年に予定されているドイツのEU大統領期間において、EUレベルで、持続可能なデジタル化を進めていく」と述べた。【ドイツ連邦環境省】