一般財団法人環境イノベーション情報機構
世界適応週間、気候変動への回復力構築に向け対策の加速を約束して閉幕
【地球環境 その他(地球環境)】 【掲載日】2019.05.07 【情報源】国連/2019.04.12 発表
国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、韓国の松島(仁川広域市)で開催されていた、気候変動に対する世界適応週間が閉幕したと報じた。世界的に気候変動の影響が拡大し、回復力を高める取組の強化が不可欠となるなか、400人超の専門家やリーダーらが参加し、気候変動に対する回復力構築と国別適応計画の策定への意欲を高める革新的方法を特定したという。期間中、UNFCCCの国別適応計画(NAP)をテーマにNAPエキスポが開かれ、気候変動の現在の影響に対処し将来の影響を回避する国家戦略の様々な強化方法を協議したほか、エチオピア、トーゴなど4か国が新たにNAPを提出、若者の対話も行った。また、適応フォーラム、適応地域技術専門家会合では、計画立案への民間部門の参画を促す実践的解決策を提供した。そのほか、特別イベントとして行われた「レジリエンス・フロンティア」では、新しい技術や持続可能性の動向により促される重大な社会変化に対応し、2030年以降の気候変動への回復力を最大化する最良の方法について情報を交換、回復力ある未来の10のビジョンを特定している。【国連気候変動枠組条約】