一般財団法人環境イノベーション情報機構
気候変動に関する政府間パネル、第3作業部会が第6次評価報告書の執筆者会合を開催へ
【地球環境 その他(地球環境)】 【掲載日】2019.04.15 【情報源】国際機関/2019.03.27 発表
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、気候変動の緩和について評価する第3作業部会(WG3)が、2019年4月1〜5日にスコットランドのエディンバラで、第6次評価報告書(AR6)の第1回執筆者会合を開催すると発表した。今回は一次ドラフトの作成に向けて65以上の国から180人を超える専門家が集まり、「消費および行動様式と温室効果ガスの関係」、「イノベーションや技術の役割」といった項目について検討が行われるという。WG3の報告書は、短・中期的な気候対策とパリ協定の長期目標との整合性や関係等、及びエネルギーや農業、林業、土地利用、建物、運輸、産業等の分野における緩和策、などを評価するもので、2021年7月に完成予定である。IPCCにはWG3を含めて3つの作業部会があり、各部会が2021年内に報告書を作成することになっている。さらに2022年には、これらの報告書を総括し、かつ第6次評価サイクル内(2016〜2022年)に作成される3つの特別報告書の内容もふまえた統合報告書が完成予定である。【気候変動に関する政府間パネル】