デンマークエネルギー庁、エジプトの再エネ拡大を支援

【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2019.04.03 【情報源】デンマーク／2019.03.15 発表

　デンマークエネルギー庁は、エジプトの再生可能エネルギー（再エネ）拡大に協力すると発表した。エジプトは人口約1億で年2.5％増加しており、発展のため安定したエネルギー供給を必要としている。同国は、電力消費に占める再生可能エネルギー比率を現在の9％から2035年に43％に拡大する目標を掲げている。現在は電力生産の90％以上を化石燃料に依存しているが、2030年までに化石燃料依存度を49％に減らし、気候変動を緩和することも目指している。一方、デンマークは2017年に電力消費の43％以上を風力で賄っており、電力供給の安定性も世界最高レベルである。その知見と技術を途上国の持続可能な開発に役立てるとともにデンマーク企業の事業機会をつかむため、デンマークエネルギー庁は既に東南アジアやアフリカなど14か国のエネルギー当局と連携している。15か国目となるエジプトとは今後3年にわたり関係当局の緊密な連携やカイロのデンマーク大使館への専門家の配置などを通じ、デンマークのノウハウをエジプトの条件下で活かすという。【デンマークエネルギー庁】