欧州化学物質庁、REACH規則登録義務の遵守チェックを開始

【環境一般 その他(環境一般)】 【掲載日】2019.01.22 【情報源】EU／2019.01.09 発表

　欧州化学物質庁（ECHA）の執行情報交換フォーラムは、その第7次REACH規則執行プロジェクト（REF-7）の一環として、輸入者と製造者の物質登録義務の遵守状況について調査を開始した。プロジェクトの目的は、2018年中に期限を迎えていた物質登録の義務を輸入者と製造者が遵守しているかどうかを全EU規模で確認することである。調査には欧州連合（EU）と欧州経済領域（EEA）に加盟する31か国（EU加盟国、ノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタイン）が参加し、物質の輸入については税関も協力する。物質の製造または輸入は重量帯にかかわらず対象となるが、特に輸入量または製造量が年間1〜100トンの範囲が中心となる。調査は登録ドシエ（書類一式）のチェックのほか、登録に関する他の義務（登録ドシエの更新義務など）も調査する。また、中間体として登録された物質が中間体の定義を満たしているか、厳密に管理された条件の下に製造され使用されているかなども検証する。調査活動は2019年を通じて行われ、調査結果は2020年に報告される。【欧州化学物質庁】