一般財団法人環境イノベーション情報機構
IRENA、カリブ地域の地熱エネルギー資源活用へ初の地域ワークショップを開催
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2019.01.16 【情報源】国際機関/2018.12.20 発表
国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は、東カリブ諸国機構(OECS)、世界銀行、国際地熱協会(IGA)と共同で、カリブ海地域の地熱エネルギー開発の促進を目的とするワークショップを、セントルシアの首都カストリーズで開催した。カリブ海地域は地熱エネルギーのポテンシャルが高いと考えられているが、探査コストが高く投資回収が不確実であることから、探査はあまり進んでいない。地熱開発プロジェクトのリスクを軽減し投資を促進するには、地熱地域の資源推定、技術的実施可能性、市場性についての標準化された分類と情報提供が不可欠である。このため、IRENAやIGAは地熱エネルギーの資源量に関する国連枠組み分類(UNFC)の試験プロジェクトを進めている。ワークショップは、このUNFC試行のシリーズの一つで、今回は初めて地域レベルで取り組み、5か国の5つのケースが検証された。ワークショップには、カリブ海地域の地熱専門家や意思決定者、約60人が参加し、地熱開発促進への課題や解決策を話し合った。【国際再生可能エネルギー機関】