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環境ニュース[海外]

水政策に関する新たな戦略を発表

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2002.11.18 【情報源】イギリス/2002.11.05 発表

 11月5日、20年先を見据えた水政策についての新戦略がエリオット・モーレイ水道大臣により発表された。
 新たな戦略「流れを導くー将来の水政策のプライオリティ(Directing the Flow - Priorities for future water policy)」は、自然、家庭及び産業といったあらゆる水利用に関する政策の統合を目指すもの。統合の利点としては、農業起因の汚染防止対策、洪水対策、地下水の涵養、生物多様性の保全、レジャーや観光面でのメリットなどが挙げられる。
 今回公表された政策文書では、持続可能な開発の要となる三つの柱、経済、社会及び環境が要とされている。また、水や水環境は当然に与えられるものではなく、私たちの手で育てていくべきものだという点を強調している。同文書によれば、ここ10年間、毎年15億ポンドが水環境の浄化に充てられ、成功を収めているという。しかし、将来的には水道産業以外の参加も必要で、環境に広く注意を払う必要がある。
 また政策文書では、取り組むべき問題として、以下のようないくつかの課題が提示されている。
・イングランド南東部では住宅開発や農業需要により、水資源が逼迫していることから、家庭用・農業用の水管理に注意を払う。
・長期的には、気候変動から起こる、夏季の水不足、洪水など異常気象による汚水の氾濫
・水道産業や専門家を中心に、途上国における清浄な水や下水処理施設へのアクセスを改善するという目標を達成するために貢献する。
【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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