一般財団法人環境イノベーション情報機構
アフリカ開発銀行、初の気候リスク管理プログラムを承認
【環境一般 その他(環境一般)】 【掲載日】2018.11.16 【情報源】国連/2018.11.02 発表
アフリカ開発銀行(AfDB)は、初の気候リスク管理プログラムである「アフリカ災害リスク融資(ADRiFi)」プログラムを承認した。アフリカ大陸は気候変動に最も脆弱な大陸でありながら、災害リスク管理に必要な資金が不足している。特に小規模農家など地域社会の生活の手段を守るため、気候変動に対する回復力および適応力の強化や災害リスク保険の導入が必要とされている。同プログラムは、アフリカ大陸の各国による気候関連のリスクとコストの評価、災害対応能力の向上、効果的な適応措置の実施を支援する。事前に定めたリスクの閾値を超えた場合に自動的かつ迅速に支払いが行われる保険など、災害対応の仕組みづくりを進める。プログラムを通じた事前対策の費用1ドルにつき、災害発生後6か月間の復旧費用を4.40ドル低減できるという。プログラムの第一期は2019〜2023年に実施する計画であり、ブルキナファソ、チャド、ガンビアなど9か国は既にプログラムへの参加に関心を示した。【国連気候変動枠組条約】