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環境ニュース[海外]

ヤング・チャンピオンズ・オブ・ザ・アース受賞者の水耕栽培ベンチャー、試験段階に成功し事業拡大へ

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2018.11.06 【情報源】国連/2018.10.22 発表

 国連環境計画(UNEP)は、イギリス、ウェールズの水耕栽培ベンチャー、ファイトポニクス(Phytoponics)が65万ドルの追加資金を得て商業生産を拡大すると報じた。同社は高品質トマトの試験栽培に成功し、2019年初めにイギリスの大手スーパーマーケット2社と契約、販売を開始する。同社の水耕栽培法は、100%再生利用可能なプラスチックフィルム製の細長い管状の容器に養分を含む水をポンプで送り込み、作物を栽培する。水耕栽培は通常の栽培に比べ土壌と水の利用を大幅に削減できるが、同社の技術は保水性が優れ、ドリップ式灌水のロックウールを床土とする水耕栽培よりさらに水利用を削減できる。特にトマト、ピーマン、キュウリ等つる性の作物に適し、大幅な増収が見込める。水消費が少なく施設の可動性が高いので、災害地帯で展開できる可能性もある。同社を率いるアダム・ディクソンは、優れた環境活動を行う18歳から30歳までの若者を対象にUNEP等が授与するヤング・チャンピオンズ・オブ・ザ・アースの2017年の受賞者である。【国連環境計画

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