一般財団法人環境イノベーション情報機構
国際エネルギー機関、G20諸国におけるエネルギー転換に関する報告書2冊を公表
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2018.10.12 【情報源】国際機関/2018.09.25 発表
国際エネルギー機関(IEA)は、G20諸国におけるエネルギー転換に関する2冊の報告書「よりクリーンで柔軟かつ透明性の高いエネルギーシステムへの転換」及び「エネルギーデータの透明性と市場のデジタル化」を公表した。こうしたエネルギーシステムの転換は、2018年6月に開催されたG20エネルギー大臣会合の中核テーマであり、報告書はこれを受けて作成された。前者は、エネルギー転換、エネルギーアクセス、システムの統合と柔軟性、化石燃料補助の見直し、省エネ、投資やクリーンエネルギー技術といった観点からG20の進捗状況を取りまとめつつ、エネルギー転換の推進や優れた取組の共有、地域統合、クリーンエネルギーの促進等、G20の役割についても提言している。後者は、政策や投資の決定を下すうえで包括的なエネルギーデータが不可欠であることを示し、データ測定がより複雑になっている中、協働、透明性の向上、技術革新、能力構築、及びデジタル化のメリットの活用によってエネルギー統計を充実させる必要があると論じている。【国際エネルギー機関】