カナダ、ノバスコシア州と共に住宅のエネルギー効率化を支援

【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2018.07.26 【情報源】カナダ／2018.07.10 発表

　カナダ環境・気候変動省は、連邦政府の低炭素経済基金からノバスコシア州の住宅の省エネ化と気候変動対策のため約5600万ドルを拠出すると発表した。この資金を基に州は、1）住宅エネルギー評価プログラム（住宅所有者等を対象とするエネルギー評価と省エネ改修費の割戻し）、2）低汚染型熱供給プログラム（暖房・温水供給システム費用の割戻し）、3）高効率製品設置プログラム（住宅所有者が節水シャワーヘッドや配管用断熱製品などエネルギー効率化製品を取り付けた場合の費用を助成）を拡大する。これらのプログラムによって住宅所有者は1000ドル以上の費用を節約できるという。
　連邦政府の低炭素経済基金の中核を成すのは「低炭素経済リーダーシップ基金」で、14億ドルが充てられている。このリーダーシップ基金は、連邦政府の環境・気候行動計画（環境に優しい成長と気候変動に関する汎カナダ枠組み）を導入した州と準州を支援するもので、今回ノバスコシア州に割り当てられた5600万ドルもこの一部である。連邦政府の資金に加え、ノバスコシア州政府も1200万ドルを拠出する。【カナダ環境・気候変動省】