一般財団法人環境イノベーション情報機構
国連気候変動枠組条約、使い捨てプラスチック製品の使用を減らすSNSを使ったキャンペーンを開始
【ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2018.06.13 【情報源】国連/2018.05.28 発表
国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、6月5日の世界環境デーを前に、使い捨てプラスチック製品の使用を減らすSNSを使ったキャンペーンを開始した。エスピノーザUNFCCC事務局長は、コーヒーや紅茶をかき混ぜるため数秒使うだけで捨てられるプラスチック製マドラーの使用をやめ、代わりに金属製スプーン等を携帯することをSNSで約束した。さらにこうした約束をできるだけ多くの人に広げるよう呼びかけた。UNFCCCは、海洋プラスチックごみの問題だけでなく、プラスチックの製造で温室効果ガスが排出されることにも注意を喚起。原油や天然ガスを加工する製造工程を中心に、プラスチックトレイ1キログラムあたりライフサイクル全体で1.538キログラムのCO2が排出されるという。そのため、使い捨てプラスチック製品の使用削減は、パリ協定の気候目標達成にも寄与する。このキャンペーンは、国連環境計画(UNEP)が主導するイニシアティブ「#BeatPlasticPollution(プラスチック汚染をなくそう)」の一環として実施される。【国連気候変動枠組条約】