アメリカ環境保護庁、環境正義情報ツールEJSCREENのモバイルアプリを起ち上げ

【環境一般 その他(環境一般)】 【掲載日】2018.05.11 【情報源】アメリカ／2018.04.24 発表

　アメリカ環境保護庁（EPA）は、環境と人口の情報を地図上で示し、環境の著しい悪影響を受けている地域を特定するツールEJSCREENのモバイルアプリを起ち上げた。EJSCREENは同庁職員が利用するため2012年に起ち上げられ、環境汚染をかかえる地域に影響のある政策やプロジェクトの計画策定に際して、環境正義に関する環境・人口要因の分析に利用されてきた。2015年に一般公開され、連邦、部族、州、地方政府に加え、NGO、地域団体、企業、大学等に利用されている。アクセスの大半がモバイルデバイス経由であることから、地域社会で活動する関係者の利用を促進するため、モバイルアプリを開発した。モバイルアプリは完全版と同じ大部分の主な機能をコンパクトで利用しやすいレイアウトで表示。選択した地域の環境・人口情報、2つを統合した環境正義指標（大気有害物質による発癌リスク、主要な排水源からの距離等）の表示、レポート閲覧も可能である。【アメリカ環境保護庁】