一般財団法人環境イノベーション情報機構
IRENA、再生可能エネルギーは東南アジアの持続可能な開発を促進と報告
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2018.03.06 【情報源】国際機関/2018.02.21 発表
国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は、東南アジアの再生可能エネルギー市場分析を公表した。それによると、2025年までに一次エネルギー供給の再生可能エネルギー比率を23%にするというASEANの目標は達成可能であり、これはエネルギーアクセスに関する持続可能な開発目標(SDGs)にも寄与する。東南アジアは年間経済成長率が4%を超え、人口増と共にエネルギー需要が高まっている。現在のところ化石燃料に大きく依存しているが、冷暖房や輸送部門などで再生可能エネルギーを活用できる可能性は大きい。東南アジアにおける再生可能エネルギー部門の雇用は、2016年には液体バイオ燃料を中心に61万1000人だったが、2030年までに最大220万人に拡大できるという。小水力発電やバイオガス発電などの分散型再生可能エネルギーの導入は、地方、都市、島嶼を問わず生活水準向上につながり、持続可能なエネルギーへの移行には複数の便益がある。【国際再生可能エネルギー機関】