ドイツ、国家気候保護イニシアティブにより25億ユーロを超える投資が実現

【環境一般 その他(環境一般)】 【掲載日】2018.02.23 【情報源】ドイツ／2018.02.13 発表

　ドイツ連邦環境省は、2008年以降、国家気候保護イニシアティブを通じて支援されたプロジェクトにより、25億ユーロ以上の投資が生まれたことを発表した。国家気候保護イニシアティブは、地域、自治体、企業、社会・文化・協会施設における気候保護プロジェクトを支援するもので、2008年以降、2万5000件以上のプロジェクトに対し、7億9000万ユーロ以上の助成が行われた。25億ユーロ以上の投資額は、連邦政府による投入資金の3倍となる。国家気候保護イニシアティブの助成対象プロジェクトは、冷却設備や小型コジェネレーション、自転車交通プロジェクト、LEDへの交換といった投資対策から気候保護コンセプトの作成や気候保護マネージャーの採用といった戦略的対策にひろがる。2008年以降、1800件以上の気候保護コンセプトが策定され、630人以上の気候保護マネージャーが採用されている。ヘンドリックス連邦環境大臣は、「国家気候保護イニシアティブが受け入れられていることはドイツにとって良いことである。助成金により、我々は、ドイツ全国の中小プロジェクトを支援しており、これにより温室効果ガスの削減と設備や社会の改善を実現している」と述べた。【ドイツ連邦環境省】