一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ環境保護庁、北西部とアラスカのクリーンディーゼルプロジェクトに130万ドルを助成
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2018.02.20 【情報源】アメリカ/2018.02.05 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、ディーゼル排出削減プログラム(DERA)のもと、北西部及びアラスカに対するクリーンディーゼルプロジェクトに計130万ドルの助成を行っていると報告した。具体的な助成対象は1)発電装置の代替等(アラスカ州エネルギー当局)、2)スクールバスや建設車両・公用車等の改良(アイダホ州環境質局)、3)スクールバスの代替(オレゴン州環境質局)、4)港湾巡回船のエンジンやスクールバスの代替等(ワシントン州エコロジー局)となっている。合計で粒子状物質(PM)12.6トン、窒素酸化物(NOx)92.1トン、二酸化炭素(CO2)952.1トンの排出削減になるという。プロジェクトの運営は西海岸諸州をはじめとした官民パートナーシップが行っており、民間側も費用を負担する。EPAは2017年すでに、DERAの一環として同パートナーシップ経由で、他州を含めた大型車のディーゼル排出ガス対策に約1250万ドルを助成しており、PMは200トン、NOxは3000トンの排出削減が見込まれている。【アメリカ環境保護庁】