一般財団法人環境イノベーション情報機構
EU、2016年のエネルギー消費は2020年までの削減目標未達と報告
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2018.02.20 【情報源】EU/2018.02.05 発表
欧州連合統計局(Eurostat)は、エネルギー消費を2020年までに予測値より20%削減するというEU目標に対する進捗を報告した。それによると、2016年には一次エネルギー消費は4%、最終エネルギー消費は2%、目標ラインに届かなかったという。一次エネルギー消費は1990年比で1.7%減少している。ただし、継続的に減少しているわけではなく、2006年に目標値を16.2%上回る最大を記録し、2014年には目標値まで1.7%に近付いている。また最終エネルギー消費は、2016年には1990年比で2.1%増加した。2006年に目標値を10%上回る最大を記録し、2014年には目標値を2.1%下回っている。1996年から2006年にはEU加盟19か国でエネルギー消費が増加した一方、2006年から2016年にかけて増加したのはエストニアとポーランドの2か国だった。同期間に、ギリシャ、マルタ、ルーマニアは20%以上の大幅な減少を示している。【欧州連合統計局】