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環境ニュース[海外]

産業界による2000年度の環境保護支出

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2002.10.24 【情報源】イギリス/2002.10.15 発表

 イギリス産業界による環境保護への支出額は、2000年度、約42億ポンド(約8153億円。推計値)に上ることが明らかになった。これは、総売上高の約0.7%に当たり、従業員一人当たり1000ポンド(約19万4100円)弱という換算になる。
 支出額の多い主な産業を挙げると、化学・化学製品産業(6億2800万ポンド=約1219億円)食品・飲料およびタバコ産業(4億9700万ポンド=約968億円)、鉱業・採石業(4億9400万ポンド=959億円)、電力業(4億1600万ポンド=約808億円)、機械・装置産業(3億7000万円=718億円)となっている。
 環境分野別の支出割合は、固形廃棄物処理(総支出額の27%)、水処理(25%)、大気保全(24%)の順となっている。他にも土壌、騒音自然保護、コンサルティングへの支出などがある。
 1997年の推計と比べると、社内への支払い額が減って、社外への支払い額が増加し、後者が前者を追い越した。また、「排出段階での汚染処理(エンド・オブ・パイプ処理)」への支出額が8億ポンド(約1553億円)から6億ポンド(約1165億円)に減り、「統合的なプロセス」への支出額が14億ポンド(約2700億円)から15億ポンド(約2912億円)に増えたことが特徴となっている。
 なお、環境保護による節約と利益は、2000年度は約4億ポンド(約776億円)と見積もられ、投資額の10%にあたる額となっている。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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