一般財団法人環境イノベーション情報機構
フランス、建物解体・改修で発生する板ガラスのリサイクル活動を開始
【ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2017.11.20 【情報源】フランス/2017.11.06 発表
フランスのリサイクル団体やガラスメーカー等が、建物の解体・改修で発生する板ガラスのリサイクルを官民で推進する共同プロジェクトを環境、経済両大臣に提案し、この計画を盛り込んだ「グリーン成長のための約束(ECV)」に団体らと両大臣が署名した。建物の壁面や窓に使われる板ガラスの廃棄物は、フランス全体でおよそ20万トンに上ると推定されるが、このうち回収・リサイクルされるのは5%に過ぎない。フランスでは、瓶などのガラスのリサイクルは進んでいるが板ガラスは大半が最終処分場に送られている。今回のECVによって、この板ガラスリサイクルの全国規模の取組が可能になる。このECVはフランスのリサイクル企業連盟(FEDEREC)、ガラス業者連盟(FFPV)、解体業者や建設・公共事業(BTP)廃棄物リサイクル業者等と環境連帯移行省、経済・財務省が参加する3年間の自主的約束で、約束期間終了までに年間4万トン、2025年までに年間8万トンの板ガラスを回収・分別することを目標としている。【フランス環境連帯移行省】