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環境ニュース[海外]

欧州環境庁、EU域内のオゾン層破壊物質の消費量は2016年もさらに減少と報告

地球環境 オゾン層】 【掲載日】2017.09.29 【情報源】EU/2017.09.14 発表

 欧州環境庁(EEA)は、9月16日の「国際オゾン層保護デー」に先駆け、オゾン層破壊物質(ODS)に関する年次報告書を公表し、2016年のEU域内におけるODSの輸出入量や全体的な消費量は減少傾向が続いていることを明らかにした。ODSの消費量はこの10年間減少しているという。同庁は、ODSの輸入、輸出、生産、破壊、消費に関する企業からのデータを取りまとめ、2015年比で輸入が15%減、輸出が17%減、生産が1%減、破壊が26%減、全体的な消費量(生産と輸入から輸出と破壊を差し引いたもの)が13%減であったと報告した。太陽光に含まれる紫外線は環境や人体に有害であるが、オゾン層は、紫外線を吸収する働きがあり、地球上の生命を守るうえで重要な役割を果たしている。1989年には、オゾン層保護を目的とした国際的枠組み「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書」が発効した。EU域内では、同議定書よりも厳しく対象物質数も多いODS規則(EC1005/2009)が適用されている。【欧州環境庁】

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