一般財団法人環境イノベーション情報機構
持続可能な消費生産センター、持続可能な未来のための80超の方法をまとめたデータベースを公開
【環境一般 その他(環境一般)】 【掲載日】2017.09.06 【情報源】研究機関/2017.08.21 発表
持続可能な消費生産センター(CSCP)は、EUの資金で実施しているプロジェクトINHERITで、生活・移動・消費の仕方を持続可能なものに変えていく具体的方法を示した有望実践例データベースを公開した。データベースには、分野横断的で実践可能な事例80件以上が集められた。INHERITは、短距離の移動には基本的に能動的移動手段(徒歩、自転車)を用い、環境と人々の健康を害さない方法で生産された健全な食品と、良質な緑地空間を誰もが享受できるようにすることを目指すプロジェクトである。このデータベースは、2017年7月にニューヨークで開催された国連政治フォーラムの最終日に公開された。フォーラムでは、健康と福祉をすべての人に確保すること(目標3)など、持続可能な開発目標(SDGs)の進捗状況が中心議題となった。欧州議会や世界保健機関(WHO)もSDGs達成のための活動強化や知見共有、環境と健康を向上させる行動を促している。INHERITのデータベースは、こうした国際的なイニシアティブを支持し、市民が実践に移せるよう具体策をまとめたものである。【持続可能な消費生産センター】