国際エネルギー機関、エネルギー効率に関する第2回国際会議を開催

【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2017.07.10 【情報源】国際機関／2017.06.29 発表

　国際エネルギー機関（IEA）は2017年6月29日、エネルギー効率に関する2回目の国際会議（Global Conference on Energy Efficiency）をパリで開催した。会議ではトムソン国連総会議長が開会の演説をし、アルゼンチン、アイルランド、モロッコ、アラブ首長国連合のエネルギー担当閣僚が、それぞれの国におけるエネルギー効率の進捗や経験を報告した。会議にはG20を含めた各国政府の上級官僚や企業幹部も参加し、具体的効果のある政策やプログラムを各国がどのように実施できるかについて議論した。IEAの分析によると、エネルギー使用のうちエネルギー効率基準に従っているのは30％に過ぎないという。ビロルIEA事務局長は、「これは改善の余地が膨大であることを意味する」と述べた。事務局長はまた、IEAが世界の効率化政策を地図化し測定するための新たなツールを開発中であることも公表した。このツールからは、世界各地で導入されている部門別政策や、その効果、設計と実施から得られた教訓を各国の政策決定者が学べるという。【国際エネルギー機関】