一般財団法人環境イノベーション情報機構
フランス、持続可能な観光の意識啓発のため環境配慮型休暇へのアドバイスを発信
【環境一般 その他(環境一般)】 【掲載日】2017.06.23 【情報源】フランス/2017.06.08 発表
フランス環境エネルギー管理庁(ADEME)は、2017年の「開発のための持続可能な観光の国際年」が、政治と産業に責任ある観光を促すだけでなく旅行者側の意識啓発を目指していることをふまえ、バカンスの季節を前に環境に配慮した休暇を実行する方法をデータと共に発信している。たとえば、1)頻繁に移動するより長めの滞在を。短期間に多くの場所を訪れる旅行は、移動に伴い汚染が発生する。特に航空機は温室効果ガスの排出量が多い。
2)宿泊はEUエコラベル認定施設で。EUエコラベルは再生可能エネルギー、エネルギーや水の消費、環境配慮型製品の調達、廃棄物回収、従業員と利用者への環境意識啓発など、厳しい環境対策が実施されている施設であることを利用者に伝えるもので、フランスではホテルなどの宿泊施設264、キャンプ場は78が認定されている(2017年)。
3)鉄道がエネルギー消費も環境汚染ももっとも少ない移動手段である。自動車で移動する場合は、カーボンフットプリント削減のため、適正な走行スピードやタイヤ空気圧を維持し、荷物の積み過ぎや混雑時間帯の移動を避ける。【フランス環境エネルギー管理庁】