一般財団法人環境イノベーション情報機構
国際エネルギー機関、2017年のクリーンエネルギー進捗報告書を公表
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2017.06.01 【情報源】国際機関/2017.05.16 発表
国際エネルギー機関(IEA)は、多様なクリーンエネルギー部門と技術の進捗状況を調査する「クリーンエネルギー進捗報告書(TCEP)」の2017年版を公表した。これは、IEAの「エネルギー技術展望2017年版」で基準とされた2025年のベンチマーク値や「技術ロードマップ」での指標と照らし合わせ、技術や省エネ化、排出量削減策が2060年までの長期排出量削減目標に順調に向かっているかどうか等を評価したものである。技術の普及、市場の創造、技術開発に関する最近の動向が、技術展開の現在の進度、電源構成全体における当該技術の占める割合、技術展開を有効化・奨励する政策等の仕組み等を問う質問に基づいて評価されている。2016年は、調査対象となった26技術のうち3技術(陸上風力・太陽光発電、電気自動車、エネルギー貯蔵)が持続可能なエネルギー転換に向けて順調に進み、その急速な進展で今後はエネルギー問題解決策の主流になるとしている。一方、8技術は大幅な遅れで重点政策が必要とし、研究開発等への官民投資の拡大が求められるとした。【国際エネルギー機関】