一般財団法人環境イノベーション情報機構
オランダ社会基盤・環境省、レジ袋有料化によってレジ袋の使用量が大幅に削減されたと報告
【ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2017.05.17 【情報源】オランダ/2017.04.24 発表
オランダ社会基盤・環境省(I&M)は、小売店でのレジ袋の無料配布を禁止して以降、消費者のレジ袋使用が71%減少したと報告した。調査機関SAMRがI&Mの認可を得て新たに行った調査で明らかになった。禁止措置はプラスチック廃棄物の大幅削減のために2016年に導入され、公共事業・水管理総局(Rijkswaterstaat)による全国調査では、配布禁止により、廃棄されるレジ袋の数が既に40%減少したことが分かったという。レジ袋の使用が減ってその生産量が減少し、路上や水中でのプラスチック廃棄物の量も減少すれば、環境への利点は大きいとダイクスマ環境相は述べている。SAMRによる300店舗への調査では、食料品等の小売店で顧客の6割、百貨店で約4割がマイバッグを持参した。店舗の3割は顧客の利便性を優先して有料のレジ袋の代わりに紙袋を無料で提供していることも分かった。今回の調査では、小売店の大半が、環境にプラスになるとしてレジ袋の無料配布禁止に前向きで、レジ袋の生産者や卸売業者も、小売店へのレジ袋の供給量が6〜8割減少したことが分かったとしている。【オランダ社会基盤・環境省】