一般財団法人環境イノベーション情報機構
フランス政府助成によるバイオガスプロジェクト、ガス供給網に接続し稼働開始
【エネルギー バイオマス】 【掲載日】2017.05.09 【情報源】フランス/2017.04.20 発表
フランス環境エネルギー管理庁(ADEME)は、政府が支援したヨンヌ県サンフロランタンのバイオガス精製プロジェクトが稼働を開始したと発表した。これは廃棄物管理施設に建設されたWAGABOX®1で、家庭ごみから発生するメタンガスから不純物を除去し精製する。10年をかけて開発した技術で精製されるバイオメタンはきわめて純度が高く、地域の天然ガス供給ネットワークに直接注入できるという。この廃棄物管理施設で発生するバイオガスにより、この施設は年間20 GWhを供給することができる。このプロジェクトはADEMEの「将来への投資」計画の循環型経済プログラムの枠組みで支援を受けた。「将来への投資」計画は、持続可能な開発の3つの柱(経済、環境、社会)の下、未来に向かってイノベーションに取り組む企業を支援する。2010年以降、578以上のプロジェクトに資金を提供しており、そのうち企業のプロジェクトが助成金額全体の85%を占めるという。【フランス環境エネルギー管理庁】