一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカエネルギー長官、ペトラノバ炭素回収プロジェクトの完成を歓迎
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2017.04.27 【情報源】アメリカ/2017.04.13 発表
アメリカのペリー・エネルギー長官は、テキサス州トンプソンにあるW.A.パリッシュ石炭火力発電所内に完成した、世界最大の燃焼後炭素回収プロジェクトの式典に参加した。このプロジェクトはアメリカのNRG Energy社と日本のJX石油開発の合弁によるもので、当初の計画を拡大した240メガワット電力(MWe)の発電からCO2回収を行う。性能試験で炭素回収率は90%以上であることが実証された。現在の稼働レベルでは、1日5000トン以上のCO2を回収し、これをウェストランチ油田の石油増進回収(EOR)に利用して油田の生産量を押し上げるという。ペトラノバの操業開始について、エネルギー省(DOE)は、既存の火力発電所ガスから排出されるCO2の回収技術を商業化するという点において大きな一歩であるとしてる。【アメリカエネルギー省】