欧州連合、より分かりやすいエネルギー効率ラベルへ前進

【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2017.04.05 【情報源】EU／2017.03.21 発表

　欧州委員会は、欧州議会およびEU理事会との交渉で、欧州委員会が提案していたエネルギー効率ラベル表示に関する規則案が合意されたと発表した。これは家電製品等のエネルギー性能を示すラベル表示を、わかりにくく誤解を招くおそれもあった従来方式（A+からA+++まで）を止め、より明確なAからGの表示に変更するもの。調査によると、欧州市民の約85％は製品購入時にエネルギー効率ラベルを確認しているという。この表示をわかりやすくすることで、消費者の情報に基づく選択がより容易になる。表示の変更に加え、すべてのエネルギー効率ラベルを含む公共データベースも導入し、消費者が家庭電気製品のエネルギー効率を比較できるようにするという。さらに、加盟国の市場調査活動のため製品登録データベース導入、ソフトウェア更新の規定等による今後の法令の効果維持も図っている。この合意は欧州委員会、欧州議会、EU理事会の間の三者交渉でまとまったもので、今後、欧州議会とEU理事会の正式な承認が必要になる。【欧州委員会】