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環境ニュース[海外]

世界資源研究所など、アジアと南アメリカの都市で気候変動に対する回復力強化を支援するプロジェクトを始動

環境一般 まちづくり】 【掲載日】2017.01.26 【情報源】研究機関/2017.01.12 発表

 世界資源研究所(WRI)と都市同盟(Cities Alliance)は、都市の気候変動に対する回復力を幅広く評価するプロジェクトを起ち上げる。気候変動は地球規模の現象だが、その影響やリスクは地理、文化、インフラによって異なる。また、都市部の貧困層は気候変動の影響を最も受ける層の一つであり、特にスラム街の非公式な居住者が多い都市では、対策が急務とされている。今回プロジェクトの対象となるのは、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロ、インドのスーラト、インドネシアのスマランの3都市。WRIが開発するツールは、社会的結合、地域のリスク把握、早期警報システム、災害への備えを評価し、それによって防災行動、リスク認識、地域関係の強さについての概要を把握することができる。これをもとに、各都市は地理、歴史、文化、習慣など地域社会の特色を踏まえた政策や具体的措置を特定できるという。プロジェクトでは、居住区規模の情報収集、回復力構築の追跡、地域行動の計画(研修、教育、インフラ改善、早期警戒システム)にも取り組む。【世界資源研究所

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