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環境ニュース[海外]

2050年までにCO2排出量を80%削減可能

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2002.09.26 【情報源】ドイツ/2002.09.16 発表

 ドイツは原子力に依存せずして、CO2排出量を2050年までに約80%削減(1990年比)できる・・・これは、ドイツ連邦環境省、連邦環境庁の委託を受け、ヴッパータール研究所が中心になって作成した「ドイツにおける持続可能なエネルギー利用のための長期シナリオ」によって、導き出された数値である。シナリオは、既に連邦政府が作成したシナリオ「持続可能なドイツ」と並び、ドイツにおけるエネルギーシフトの根拠となる研究である。これに基づくと、自然エネルギーによって、2010年までに電力需要の12.5%を、2050年までに少なくとも総エネルギー需要の50%を賄うことが求められる。
 トリッティン環境大臣は、「この数値の達成には、自然エネルギーの拡大とエネルギー利用の効率化が不可欠である。そして原子力エネルギーなくして、これは実現できる」とコメント。さらに、連邦環境庁長官トローゲ氏は、「このシナリオによると、我々は、エネルギーを環境に正当な手段で、持続的に利用することが出来、それに伴い、地球温暖化問題も解決できる。自然エネルギーをさらに促進することが適切である。同時に、省エネルギー及びエネルギーの効率化も行わなくてはならない」と述べた。【ドイツ連邦環境省】

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