イギリス、イングランドの水浴場は過去最高の水質と報告

【水･土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2016.11.22 【情報源】イギリス／2016.11.08 発表

　イギリス環境・食糧・農村地域省（DEFRA）は、イングランドの海岸や湖の水浴場413か所の水質を調査したところ、水質が過去最高となったことを報告した。水質基準を満たしていた水浴場は98.5％に達し、なかでも最高レベルの「優良」と認められた水浴場は、2015年比で5.9％ポイント増の69.5％となった。1990年代初めには、「優良」とされた水浴場は28％にすぎなかったが、2016年は「優良」または「良好」に認定された水浴場があわせて93.2％に達するなど、ここ20年ほどの間に大幅な水質改善がみられた。イギリスの海岸には世界中から毎年1億4600万人もの観光客が訪れ、海辺の経済は年間36億ポンド以上に相当する規模となっている。地元の海岸で休暇を過ごすイングランド住民も増加しており、2015年には前年比7％増の約1400万人となった。DEFRAは、今後もさらなる環境改善に向けて努力し、次世代以降のために環境を守り続ける、と表明している。水質基準の達成状況は各水浴場で確認できるほか、環境庁の水浴場データ検索サイト「Bathing Water Data Explorer」でも閲覧が可能。URLは次の通り。https://environment.data.gov.uk/bwq/profiles/data.html【イギリス環境・食糧・農村地域省】