一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ 交通部門における脱炭素化実現シナリオに関する研究結果を公表
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2016.11.22 【情報源】ドイツ/2016.11.08 発表
ドイツ連邦環境省は、研究プロジェクト「Renewbility」の結果として、交通部門における効率化、電動化、再生可能エネルギーの導入を進めることにより、成長と生活の質への制限なく、交通部門における温室効果ガスの完全な相殺化を実現することができるとするシナリオを公表した。同研究は、連邦環境省の支援のもとエコ研究所が実施し、交通部門における完全な脱炭素化を実現する複数のオプションが示された。実現には、交通部門のベースエネルギーを再生可能エネルギーに転換し、そして、高効率な自動車と交通機関を優位にする必要性が挙げられている。これまで、環境に配慮した交通機関は人々や経済のモビリティを制限すると考えられてきたが、研究結果ではこれは誤りであるとし、逆に温室効果ガスを排出しない交通は成長を促し、モビリティと生活の質を改善することを示した。【ドイツ連邦環境省】