一般財団法人環境イノベーション情報機構
イギリス、超低排出車両の導入支援に3500万ポンド助成
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2016.10.27 【情報源】イギリス/2016.10.13 発表
イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、電気自動車など超低排出のタクシーやオートバイの導入を促進し、電気車両の充電所を設置するために3500万ポンド助成すると発表した。イギリスでは超低排出車両の新規登録数は2年間で250%増加しており、今回の助成で2050年までにほぼすべての乗用車とバンをゼロエミッション車にするという目標達成に取り組む。助成額の内訳は以下となっている。・2000万ポンドは超低排出タクシーの充電所を設置するため自治体に提供する。
・最大1000万ポンドは駐車場のない職場や住宅付近に充電所を設置するために用いる。
・375万ポンドはゼロ排出のオートバイやスクーターの導入を促進するために用いる。
・200万ポンドは水素燃料電池車両を導入する官民の機関に提供する。
イギリス政府は全国の組織のゼロエミッション車への切り替えを促進する取組を既に進めており、2014年に起ち上げられた500万ポンドの枠組みによって、イングランドとウェールズで地方自治体、病院、緊急サービス、省庁で既に280台以上の電気自動車が使用されているという。【イギリス環境・食糧・農村地域省】