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環境ニュース[海外]

韓国国立生物資源研究所、名古屋議定書に関するフォーラムを中国と共催

環境一般】 【掲載日】2016.07.27 【情報源】韓国/2016.07.13 発表

 韓国国立生物資源研究所(NIBR)は、2016年7月13日にソウルで、生物資源をめぐる主権の強化と名古屋議定書の実施について議論するための「遺伝資源へのアクセスと利益配分(ABS)」フォーラムを、中国と共催する。
 
 中国は2016年6月8日に同議定書を批准した。韓国は、利用する海外遺伝資源の半分以上を中国から輸入するなど、中国の生物資源の主要な利用国であり、中国の批准は韓国に大きな影響があるという。

 両国が共催するABSフォーラムには、中国からの専門家10人を含め総勢約100人が参加する。中国のABSや少数民族の伝統的知識に関する中国の法令についての発表など3つのセッションのほか、遺伝資源利用に関する両国間の協力強化についても論議する予定。また、両国の大学院生による名古屋議定書に関する研究発表会も開催し、意見交換やネットワーク作りを促す。ベク・ウンスクNIBR所長は、「このフォーラムは、中韓両国の専門家らが情報共有やABSへの対応に関して率直に意見を交わす場となる」と述べ、両国間の政策協力の進展に期待を表明した。

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