一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ、再生可能エネルギーの拡張と自然保護の対立を回避することを目的としたセンターを開設
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2016.07.15 【情報源】ドイツ/2016.06.29 発表
ドイツ連邦環境省は、ベルリンに、「自然保護・エネルギーシフト・コンピテンス センター」を開設したことを公表した。センターは、エネルギーシフトを自然に配慮した形で実現するために地域の人々を支援することを目指す。センターの運営は、ミヒャエル・オットー・環境保護財団が担い、連邦環境省は、今後4年間で400万ユーロをセンターの活動に拠出する。再生可能エネルギー生産設備は景観を変え、動物や生息空間に影響を与え得る。そのため、計画・認可プロセスにおいて、自然保護への視点を早期に取り入れる必要がある。センターは、現場における自然保護とエネルギーシフトの対話を専門的に進め、これにより再生可能エネルギーの自然に配慮した拡張を支援していく。センターでは、解決策を共に開発し、必要となる専門知識を提供できる専門家が対応する。センターのアイデアは、連邦環境省によって助成を受けたドイツ自然保護リングによる300以上のインタビューによって生まれた。