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環境ニュース[海外]

途上国のためのエネルギー・パートナーシップ・イニシアティブを発表

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2002.09.11 【情報源】EU/2002.09.01 発表

 EU議長国デンマークのラスムセン首相は、EUのニールソン開発・人道支援委員とともに、ヨハネスブルグ・サミットの特別イベントにおいて、貧困を撲滅し、持続可能な開発を促進することを目指すエネルギー・パートナーシップ・イニシアティブを発表した。
 現在、20億人の人々が「エネルギー貧困」層である。この構想は、こうした人々が適切で、手ごろで、持続可能なエネルギー・サービスを利用できるように改善することを目的としている。
 この構想はヨハネスブルグ・サミットのいわゆる「タイプ2」構想の一つ。
 EUは、民間セクター、金融機関及び市民団体との緊密な協力のもと、支援を提供する。パートナーシップ活動の中心となるのは途上国であり、ここに事業の成否がかかっている。EUは共同で年間約7億ユーロ(約800億円)をエネルギー関連開発支援に提供し、開発途上国からの要求が高まればこの金額をさらに増額することも有り得る。具体的には、エネルギー政策の策定を支援する技術援助、持続可能なエネルギーへの投資促進の他、組織的の能力開発に重点が置かれる。
 EUのエネルギー・イニシアティブに対する開発途上国の反応は非常に好評で、サミットの準備期間中、17の開発途上国、2つの地域機関、その他民間セクターや市民団体が支持を表明してきた。【欧州委員会環境総局】

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