一般財団法人環境イノベーション情報機構
国際モデル森林ネットワーク事務局を支援
【地球環境 森林の減少】 【掲載日】2002.09.11 【情報源】カナダ/2002.08.31 発表
カナダの環境大使パレント氏は、8月31日、国際モデル森林ネットワーク事務局(International Model Forest Network Secretariat :IMFNS)を支援し、ラテンアメリカ・カリブ地域にモデル森林地域センター(Regional Model Forests Centre :RMFC)を設立するため、210万カナダドル(1億5750万円)を支援すると発表した。モデル森林は、持続可能な森林管理というコンセプトを実践することを目指して、地域のパートナーシップに基づいて管理されている森林。現在、カナダ国内の11ヶ所に加えて、11カ国19ヶ所がモデル森林となっている。
IMFNSは、こうしたモデル森林の国際ネットワークの維持と発展を支援する機関で、メンバーに対して技術提供などを行っている。カナダの国際開発研究所(International Development Research Centre :IDRC)や国際協力庁、天然資源省、外務省の協力を受け、1992年のリオ・サミットの際に設立された。パレント氏は今回のセンター設立に関する支援について、「途上国が持続可能な開発を達成するのに当たって、国際的なパートナーとともに取り組んでいこうとする我々の長年の公約を示すものだ」と意義を強調した。
なお、ラテンアメリカ・カリブの地域センターは、UNDPのサンチャゴの地域事務局に招致される予定。【カナダ連邦政府、カナダ連邦環境省】