一般財団法人環境イノベーション情報機構
フランスWWF エコロジカル・フットプリント調査の結果を報告
【エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2002.09.02 【情報源】フランス/2002.08.22 発表
ヨハネスブルグ世界サミットの機会に、フランスWWFは、8月22日、エコロジー・持続可能な開発省に、フランスのエコロジカル・フットプリント(訳注参照)に関する研究報告を行った。この研究は、フランスにおけるエコロジカル・フットプリント概念の適合性を検証し、持続可能な生産と消費に関する議論の基礎的な情報を提供するために同省が委託したもので、予算もつけられている。
エコロジカル・フットプリントというコンセプトは、人間活動と地球のキャパシティー(水、食糧、資源、エネルギーなどの生産・維持・再生)の相互作用を分析しようとするもの。エコロジカル・フットプリントは、人口規模、一人当たりの平均消費、利用する技術などによって変化する。
調査結果は、省の担当により慎重に検討される。
訳注:
カナダのブリティッシュ・コロンビア大学が中心になって研究を進めている指標。直訳すれば「経済活動による生態系の踏みつけ面積」となり、ある特定地域の経済活動、またはそこに住む人々の生活を持続的に支えてゆくためにどれだけの生産可能な土地(水域を含む)が必要かを算出し、面積を単位として表した指標である。
【フランス エコロジー・持続可能な開発省】