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環境ニュース[海外]

危険物質を扱う産業施設に対し 緊急対策規則を提案

健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2002.08.30 【情報源】カナダ/2002.08.20 発表

 アンダーソン環境大臣は、危険物質を扱う産業施設に対して、緊急時への予防・対応措置を求める新しい規則案を発表した。この規則は、カナダ環境保護法に基づくもので、「環境緊急規則(Environmental Emergency (E2) Regulations)」と題される。
 E2規定は、当面174種の危険物質を対象とし、規定量を上回る危険物質を保存・使用している産業施設に対して、環境省に保存場所と最大量の報告を義務付けるものである。この情報によって、緊急時において、警察・消防局などの効果的な対応が期待される。さらに、対象となる産業施設は、この規則が発効してから約1年間の間に、緊急計画を策定し、テストすることが義務付けられる。約1500の産業施設が、この規則の対象となると推定される。
 規則案は8月10日付けのカナダ官報で公表されている。60日間パプリック・コメントを募集した後、2003年の初めまでには最終案を固め、発効する予定。
 アンダーソン環境大臣は、声明の中で、「E2規則は、産業施設の近くに住む住民への情報提供量を増やすものだ」と述べ、この規則の重要性を強調した。【カナダ連邦環境省】

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