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環境ニュース[海外]

ドイツ 消費形態による環境負担についてまとめたパンフレットを公表

環境一般】 【掲載日】2015.12.25 【情報源】ドイツ/2015.12.08 発表

 ドイツ連邦環境庁は、「食糧」、「交通」、「住居」における消費形態を通じた環境負担についてまとめたパンフレット「環境、暮らし、消費」を公表した。これによると、ドイツ国内における食肉消費量は、2000年には280万トンであったが2013年には260万トンに減少しているという。一方で食肉の輸出は増加し続けており、2013年は399万トン(2000年は80万トン)の食肉が輸出された。牛肉1キログラム製造による温室効果ガス排出量は7キログラムから28キログラム(果物と野菜は1キログラム以下)であり、さらに、南米における大豆の生産など飼料の生産による熱帯林の伐採の問題が発生している。また、依然、良い状態の食品が破棄されており、一般家庭における廃棄物排出量は約670万トンとなっている。また、冬季のイチゴや海外の魚は、長い輸送距離により気候に負担を与えていることも指摘されている。「運輸」部門では、ドイツ国内における乗用車数の増加が指摘されている。2013年には人口1000人あたり537台となっている(2000年は521台)。自家用車の代替としてのカーシェアリングへの人気は上昇しており、2015年は前年比で27%、利用が増加した。また電気自転車の販売数も増加しており既に210万台の電気自転車が購入されている。また更なる傾向として、全世帯の40%がシングル世帯となっており、一人あたりの住居面積が増加し、エネルギー消費の増加につながっていることが指摘されている。【ドイツ連邦環境庁】

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