一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ 資源効率プログラムに関する市民提言書が完成
【環境一般 市民活動】 【掲載日】2015.11.20 【情報源】ドイツ/2015.11.06 発表
ドイツ連邦環境省は、資源効率プログラムに関する市民提言書を受理したことを公表した。この内容は、ドイツ資源効率プログラムに取り入れられる。ヘンドリックス大臣は、市民提言は資源政策を成功させるための重要なインプットであると歓迎し、さらに政治における市民の積極的な参加の意義を強調した。市民提言では、スマートフォン、ラップトップなどの電子電気機器の付属品は、様式を統一したものにするべきだとしている。さらに、持続可能な消費に関するキャンペーンを進め、使用期間やリサイクルの可能性に関する製品のラべリングの改善を求めている。また、研究・開発分野、公共交通機関やカーシェアリングの助成を提案している。ドイツ資源効率プログラムの改正において、連邦環境省は、連邦環境庁と共に市民対話を実施した。ここでは、多数の市民が、ドイツ全国で5か所設定された「市民ワークショップ」とオンライン対話を通じて、資源保全に関する多様な視点について議論した。この結果が、対話提言における12件の対策提言として取りまとめられた。連邦環境省は、市民提言の実現可能性を調査し、実現可能と判断できれば、プログラムに取り入れるとしている。【ドイツ連邦環境省】